お財布にも地球にもやさしい生活があるんです!(前編) 12 Small Acts to Save Our World
気候変動など、地球環境問題が世界中で大きな話題になっていますが、自分に何ができるだろうと考えている方にぴったりの本を今日はご紹介します。
しかも、節約にもなる方法満載なんです!
今回ご紹介する「12 Small Acts to Save Our World」では、誰でも今日から簡単に行うことができて、かつ、環境問題の解決に大きなインパクトを与えることができる12の小さな行動が紹介されています。
一度に12個紹介するとかなり長くなってしまうので、今回は6つご紹介します。後編で残りの6つをご紹介します〜
コンセントからプラグを抜こう
テレビ、電子レンジ、パソコンなどを使っていない時にも、コンセントに電源プラグをつなげていると、電気は消費し続けられているんです。
エネチェンジによると、この待機電力は年間の電気代の約6%を占めるそうです。
コンセントにつないでいるだけでかなりの電力を消費してるんですねー
電力を抑えるためにまずできることは。。。
- 寝る前や仕事に行く前に使わない電気製品のプラグを抜く。
- ケータイの充電器のプラグも忘れずに抜く。
さらにできる方は、
- やかんでお湯を沸かす時に、必要な量の水だけ入れて沸かす。
お湯が沸くまでの時間が短くなってガス代、電気代の節約に!一度沸かした水をまた沸かすと水の風味が落ちるとも言われています。
- 電球をLEDに。
最近はLEDランプの値段も下がってきましたし、長い目で見ると、白熱電球より消費電力が少なくて節約になります。
- 自然エネルギーの電力会社から電力を購入する。
日本でも2016年から電力自由化が行われ、自分で電力会社を選べるようになりました。火力発電・原子力発電の代わりに、自然エネルギーの電気を選べば、もっとエコですね!
自然エネルギーの電力会社を選ぶ際にこちらのウェブサイトが参考になります。
- エアコンの温度を夏は1度上げる、冬は1度下げるようにする。
1度ぐらいなら気づかないもんです。
節水しよう
1分間水道の蛇口を開けっ放しにすると、6リットルの水を流したことになるそうです。
歯磨きをしている時に水を流しっぱなしにしていませんか。
また、お湯を使うほうが、水より多くのエネルギーを使っています。
水を使う量を減らすためにできることは。。。
- シャワーを使う時に、砂時計をセットしておく。
これは、なるべく早くシャワーを終わらせるのに効果的!
- 家に一日中いる日はシャワーを浴びない。
- ガーデニングをしている人は、雨水を使う。
花に水やりをする時に、わざわざ水道水を使わなくてもためておいた雨水で十分です。おけや雨水を溜めるタンクを庭に置いておきましょう。また、洗車にも雨水で十分!
服はなるべく長く着よう
ファストファッションが人気になって、ヨーロッパやアメリカの人は一人あたり平均16kg の服を毎年買うそうです。
J-stageによると、日本の学生は約20着の服を1年間に買っているそうです。
一方で、大量の服が捨てられてもいるんです。
服を作るのに、多くのエネルギー、水、土地、資源が使われています。そして、服を作ったり洗ったりすることも汚染の原因になっています。
- ファストファッションから環境に優しい製法で作られた服を着る。
もちろん、ファストファッションより高い値段になってしまいます。でも、長く使え、丁寧に扱うようになるので、長い目で見るとファストアファッションより安上がり?!
- 子供服は友達や家族からもらう。
子供の成長は早いので、成長する度に買うのはお金がかかります。
- 古着は捨てないでチャリティ団体に送る。
日本でも多くのチャリティ団体が個人から古着を回収して、海外のリサイクルショップに送って販売し、その一部を社会貢献のために使っています。また、メルカリなどのサイトで自分で販売してお小遣いを稼いでもいいかも。
- 洗濯する時にお湯を使わない。
水で洗うだけで、使用する節電できます。水でも汚れはきれいに落ちるんです。
- 洗濯機を洗濯物でいっぱいにしてから洗う。
なんどもこまめに洗濯機を回すより電気も水も節約できます。
- オーガニックコットンの服を着る。
節約にはならないかもしれませんが、地球と生産者の方の健康のためにはオーガニックコットンを選ぶほうがいいんです。普通のコットンの生産では大量の農薬を使っていて、これは生産者の方の健康に悪影響があり、環境にも悪いと言われています。
- 服を必要以上に買わない。
自転車に乗ろう
- 車の代わりに自転車や徒歩で移動する。
- 車を一時停止する場合はアイドリングしない。
- 落ち着いた気持ちで運転する。
荒い運転や急ブレーキは燃料の無駄遣いになります。落ち着いた運転は、節約になると同時にストレスもたまりませんよ。
- 車に不要なものを乗せておかない。
車は重いほど走る時にエネルギーを使います。なるべく軽い状態にしておきましょう。
- 車の購入を検討しているなら、電気自動車で。
最近は電気自動車の値段も下がってきて、一回の充電で走れる距離も長くなりました。また、ガソリンよりも電気のほうが安いです。
紙の消費を減らそう
1本の木は1000種類の昆虫の生活を支えていると言われています。
また、森林で多くの薬の原料が見つかっています。森林は医療においても必要な存在です。
そして、森は海の次に多くの炭素を保持して、気候変動を抑制しています。
それだけ、木や森は私たち人間や生物にとってなくてはならない存在なんです。A4の紙1枚を作るのに20リットルの水が使われているんだそうです。ひえ〜〜〜
日本製紙連合会によると、日本人は一年間に200kg以上の紙を使っているそうです!
食べ物を大切にしよう
人間が排出する温室効果ガスの20-30%は農業が由来だと言われています。
作物を育てるにも、家畜を育てるにも温室効果ガスは排出されていて、これは気候変動の原因になっています。
「地球のために何も食べない」というのは不可能ですから、できるだけのことをしたいですね。
- 野菜を増やして、お肉の消費を減らす。
下の図のように、1kgのお肉を生産するのに必要な水や穀物の量はかなり多いことが分かります。
(出典:食べることで世界を変える方法)
特に、牛肉はかなり水や穀物を消費するので鶏肉や豚肉に比べて値段が高いのも分かりますね。
また、現代人の食生活はタンパク質を摂りすぎているとも言われています。
高くて環境にもよくない牛肉を減らして、お財布にも地球にも体にもやさしい暮らしを目指しましょう!
- 一週間に一日ノーミート。
何も、完全にベジタリアンになれといっているわけではありません。一週間に一日でも、一日に一回でもお肉の量を減らせばかなりインパクトがあるんです。
- 海のエコラベル MSC認証がついた魚介類を食べる。
MSC認証とは、「海洋の自然環境や水産資源を守って獲られた水産物(シーフード)に与えられる認証エコラベル」のことで、このマークがついた海産物を買うことで、世界の海洋保全をサポートしていることになるそうです。(参考:WWFジャパン)
- 食べきれないものは冷凍する。
意外なものが結構冷凍できてしまうんです。例えば、パンや牛乳、唐辛子、タイカレーのペーストなども冷凍できます。パンは小分けにして冷凍し、凍ったままトースターで焼けます。
- スーパーに買い物に行ったら、必要なものだけ購入する。
買い物リストを作るのも効果的です。
いかがでしたでしょうか。
今日は、12の行動のうちの6つをご紹介しました。
ここに書かれていることの全てを一度にするのは大変かもしれませんが、少しでも生活に取り入れられることをぜひ行ってみてください!
お財布にも地球にもやさしい生活してみませんか。
後半の6つの行動についてはこちらからご覧ください〜
最後までお読みくださいましてありがとうございました。